マッシュ(1970 アメリカ)
朝鮮戦争時アメリカ陸軍の移動野戦外科病院(Mobil Army Surgical Hospital: MASH)に新しく赴任してきた3人の外科医は,腕はいいが規律は守らず上官をおちょくってばかり,そんな彼らがおこす騒動の話.
初めからブッ飛んでいます.負傷者を運ぶヘリコプターを背景に“自殺のすすめ”の歌のオープニング.またこの歌がメロディがいいだけによけいおかしい.腕が悪く失敗を人のせいにするクリスチャンの外科医をおちょくって追い出したり,軍隊が生き甲斐と言い切る看護婦をおちょくったり,告発を調査に来た将校を好きなフットボールでごまかしたりと,ちょっとやりすぎじゃないと思うほどイタズラがムチャクチャです.
だだ,そんな彼らも人の命に対しては真剣なのはかっこいい.場面場面に挟まる手術のシーンは血まみれで凄惨なのだが,重傷者を彼らは(軽口はたたいているが)手早く治療していく.また,生命に対して真剣だからこそ,普段のハチャメチャがメッセージ性をおびてきているのだと思う.
あと,ラジオ放送がなぜかみんな日本の歌なのがなんだか面白い.途中で出てくる日本のシーンはやっぱりムチャクチャだけど.
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