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サルバドル/遥かなる日々(1986 アメリカ)

1980年代初め,ジャーナリストのボイルは放蕩生活の末仕事と妻子を失い,報道写真で金を稼ぐために強行な軍事政権の支配下にあるエルサルバドルへ向かう.ボイルは命がけでエルサルバドルの実情を写真に収めていくとともに,現地の愛人を国外に脱出させようと奮闘するという話.

テーマは重いけれどエンターテイメント性もあって観やすい社会派ドラマ.
情勢不安の当地では軍隊が暴走し,住民が路上で処刑され教会やボランティアも襲撃されて殺害されるという衝撃的なシーンがあるが,現実でも起こっていることであり遠い世界の話ではない.大使館に助けを求めてもほぼ何もできないので自分たちの身の安全は自分たちで何とかしなければならないという状況などもよく伝わってくる.
反対派勢力や住民を虐殺する軍事政権はもちろん,豪華なホテルから外に出ずに政府の発表を鵜呑みにするジャーナリストや,共産主義化の兆候などないのにそれを恐れて政府に軍事援助を続けるアメリカ政府などの批判がこめられ,いろいろ考えさせられることが多い.
主人公は初めあまりにいい加減すぎて感情移入に時間がかかったけど,それでも政府高官などに批判をぶつける正義感は共感できるし愛人を助けるエピソードには切なくなった.

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