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遠い夜明け(1987 イギリス)

1970年代後半南アフリカ共和国で,新聞の編集長でリベラルの白人ドナルド・ウッズはアパルトヘイト政策に反対する黒人運動家ドナルド・ビコと直接会い,黒人の生活の実態を教えられる.ビコの考え方に共感したウッズはアパルトヘイトの実態を世界に暴こうとするという話.

前半はビコの活動とウッズとの友情を淡々と描き,後半はウッズの黒人弾圧を世界に訴えるため国外への逃避行をスリリングに描いたドラマ.現実にあった問題を告発するだけでだけでなく,エンターテイメント性も持たせていて,重いテーマのわりに退屈にならない映画ですね.
彼らの戦いは暴力によらず,虐げられている側の意識を高めて支配側に頼らない自立した生活を目指しているので,嫌味や押し付けがなくて共感しやすい.反対に警察側の圧制は暴力的で欺瞞に満ちさらに卑怯なので,主人公たちに感情移入がしやすい.そのへんも話に思わず引き込まれる要因なのかも.

アパルトヘイトはもうすでに廃止されましたが,差別問題はまだ続いているようですし,差別は白人黒人の間にだけあるものでもないので,こういう考えさせられる映画はいいですね.ただ映画を観ただけで歴史を知った気になるのは危険なので,いろいろな資料を参照して現実を知っていきたいものです.

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