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スミス都へ行く(1939 アメリカ)

上院議員が急死し後任として指名されたのは,少年たちに人気はあるが政治の経験はない,少年防衛隊の隊長スミスだった.スミスは,亡き父の親友でともに大義のために戦ったということで尊敬しているペイン上院議員の助言に従い,少年キャンプ村の建設を議案として提出する.しかしそれは政界の闇の実力者テイラーが土地ころがしで巨額の利益を得ようとしているダムの建設予定地と同じ場所だったため,スミスは議会を欠席するよう仕向けられる.秘書のサンダースにそのことを知らされたスミスは不正に気づきテイラーと対決することを決意するが,逆にテイラー派のペインに汚職をでっち上げられ上院追放を要求されてしまう,という話.

政治の汚い部分をストレートに突く社会派ドラマの古典です.
理想主義で純朴なスミスが老練な政治家たちを相手に奮闘する姿が感動的です.スミスの信念に政治家に対する理想像があらわされていて,現実にこういう展開があれば痛快なのになぁと思わせるところが心地よいです.
現実では疑惑に対する反証を行なわなかった時点で完全に敗北だし,愛国心だけで熱心に理想論を説いてみても誰の心も動かせそうにありませんが,それだけに映画の世界だけでも甘い夢を見させてくれることがあってもいいかなと思うので,こういう話も好きですね.
それにしてもテイラー派の妨害工作の恐いこと.政治家たちの腐敗の状況と一緒で,こっちのほうはなければいいなと思うのに現実に近いものはありそうだと思ってしまうあたり,わたしも政治やマスコミに対する不信は強いんだなと感じました.

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コメント

これは『スミス都へ行く』というタイトルを読んだだけで涙が出そうになるほど大好きな作品です(笑)ジェームズ・スチュアートとジーン・アーサーのそれぞれに個性溢れる演技が素晴らしいですよね。僕はこの作品で彼らのファンになりました。

投稿: yuki | 2004/09/28 20:33

スミス役ジェームズ・スチュアートの純朴な田舎青年から信念に燃える演説者まで,サンダース役ジーン・アーサーの世を拗ねた秘書から母親のように見守る姿まで,その役柄の変化につれてそれぞれみせる様子がほんとにいいですよね.ほかにもスミスの活躍をひそかに応援している上院議長役ハリー・ケリーもなかなかいい味出していました.

投稿: ふそう | 2004/09/29 00:17

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