« スター・ウォーズ ジェダイの帰還(1983 アメリカ) | トップページ | 地上最大の脱出作戦(1966 アメリカ) »

ブラックホーク・ダウン(2001 アメリカ)

長引くソマリアの内戦に焦燥するアメリカは,1993年10月3日最大の民兵集団アイディード将軍派の2人の主要人物の拉致奇襲作戦を開始した.アメリカ軍の精鋭コマンド部隊は強襲用ヘリコプター,ブラックホークで敵領中心部の目標地点に降下,捕虜の確保に成功するが,その直後ブラックホークの1機が撃墜されてしまう.乗員を救出するため戦闘を継続する特殊部隊だが,退却の機会は失われ数万のソマリア民兵の中に約100名が分散孤立してしまうことになるのだった,という話.

実際の出来事に基づく戦争ドラマです.
孤立した仲間を救うために戦いつづければそれだけ味方の損害は増える.そうはいっても仲間を見捨てて撤退することもできない.そのジレンマが強烈に印象に残ります.アメリカの精鋭コマンド部隊の味方を敵の手に渡さないという信条は,結果として悲劇を大きくしてしまった面もありますが,それでも仲間の救出のために命をかけて戦う姿は心を打つものがありました.
それにしてもこの映画は戦闘シーンの迫力がすごいです.訓練度の差のためかコマンド兵は民兵をどんどんなぎ倒していきますが,それ以上に続々と押し寄せてくる民兵の集団が特に恐ろしく記憶に残りました.仲間が次々に打ち倒されてもなお襲って来る姿は,戦場の狂気か内政干渉に対する怒りか,とにかくすさまじい怨念のようなものが伝わってくる気がします.
ところで,地上部隊の指揮官マクナイト中佐の戦闘中でもまったく動じない姿や,厳しい状況下でもコーヒーにこだわるグライムズは,何か場違いな感じがしてユーモラスで印象に残りました.

*ソマリアは現在でも全土を掌握する政府が存在せず内戦が続き,衛生状態も悪く治安状態も改善されていないので,民間人や国連援助機関の人も事件に巻き込まれる事態が続いているようです.

|

« スター・ウォーズ ジェダイの帰還(1983 アメリカ) | トップページ | 地上最大の脱出作戦(1966 アメリカ) »

映画・テレビ」カテゴリの記事

[DVD鑑賞日記]」カテゴリの記事

コメント

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)


コメントは記事投稿者が公開するまで表示されません。



トラックバック

この記事のトラックバックURL:
http://app.cocolog-nifty.com/t/trackback/6493/1635655

この記事へのトラックバック一覧です: ブラックホーク・ダウン(2001 アメリカ):

« スター・ウォーズ ジェダイの帰還(1983 アメリカ) | トップページ | 地上最大の脱出作戦(1966 アメリカ) »