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ゾラの生涯(1937 アメリカ)

19世紀のパリ,批判本ばかり書いていたエミール・ゾラは画家のセザンヌとともに貧乏生活をしていた.ある日ゾラは警察に追われていた娼婦を救い,彼女の身の上話から小説“ナナ”を書き大好評を得る.その後たくさんの著作を発表しゾラは富と名声を得るが,セザンヌはゾラに反骨精神が劣ってきたことを指摘して去っていった.そんな時ドレフュス大尉が反逆罪で終身流刑となる事件が起きる.ドレフュス夫人は無実の証拠を持ってゾラを訪れ夫を救ってほしいと訴え,ゾラは公開質問状“私は弾劾する”を書くのだが…という話.

フランスの文豪エミール・ゾラの半生を“ドレフュス事件”を中心に描いた映画です.
ゾラがセザンヌの肖像画を見て“ドレフュス事件”の資料を読み,軍部と司法と戦うところが面白いです.軍部は裁判中に自由勝手に発言できるのに,ゾラ側は質問することさえ裁判長に却下される.そんな状態なのでラボリ弁護士やゾラを思わず応援したくなり,彼らの演説のときは力が入りました.
それから悪魔島に流刑になったドレフュスの様子も心に残ります.最後に牢屋の入り口を何度も行ったり来たりするところは感動的でした.
それにしても,内部で不正があってもそれが外に漏れなければ組織の誇りを保つことができるというのは,本当に嫌な考えですね.組織に誇りがあるならば,内部の不正を改善し腐敗を克服できる,本当に内からも外からも誇れる組織になって欲しいですね.

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