« オール・ザ・キングスメン(1949 アメリカ) | トップページ | ドクトル・ジバゴ(1965 アメリカ/イタリア) »

招かれざる客(1967 アメリカ)

黒人医師ジョンは10日前にハワイで白人女性ジョーイと出会い結婚を誓う仲になり,ジョーイの強い勧めで彼女の両親と会うことになった.ジョーイの母クリスチーナと父マットは娘の婚約者が黒人であることに戸惑う.クリスチーナは娘の幸せな様子を見て次第に2人の結婚に賛成する気になるが,マットは新聞社を経営しリベラリストを自負していたにもかかわらず賛成する気になれなかった.またジョーイはジョンの両親も夕食に招待するのだが,彼らも息子の婚約者が白人女性だと知らされていなかった…という話.

人種の壁を越えて結婚しようとする2人とそれに戸惑う親たちを描いたドラマです.
人種差別問題が物語のひとつの柱なのですが,他人種を直接攻撃するようなところはなく,異人種間の結婚をタブー視する世間からの憎悪や悪意を心配するというかたちでそれを示唆しています.本人たちが差別するつもりがなくても世間の風当たりを避けようとすると,結果として差別を追認することになってしまう,そのあたりは非常に難しい問題ですね.
しかしこの映画は差別問題を抜きにしても,結婚する子供に苦労を味合わせたくない親を描いた作品としても十分に楽しむことができます.突然の結婚話,しかも相手は10日前に出会ったばかりで,再婚で,結婚後は遠い国で暮らすことになるなんて,いくら相手が立派な業績を残している人物でも結婚に反対したくなる気持ちはよくわかります.しかも半日で返事をしなくちゃならないといわれたクリスチーナやマットの困惑,それから人々が互いに心情を話し合っていく様子がとても面白かったです.
全体的には重い話ではなくむしろコミカルなところが多くあり結末も最初から見えているので,心温まるホームドラマとして安心して楽しめました.

|

« オール・ザ・キングスメン(1949 アメリカ) | トップページ | ドクトル・ジバゴ(1965 アメリカ/イタリア) »

映画・テレビ」カテゴリの記事

[DVD鑑賞日記]」カテゴリの記事

コメント

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)


コメントは記事投稿者が公開するまで表示されません。



トラックバック

この記事のトラックバックURL:
http://app.cocolog-nifty.com/t/trackback/6493/3265168

この記事へのトラックバック一覧です: 招かれざる客(1967 アメリカ):

« オール・ザ・キングスメン(1949 アメリカ) | トップページ | ドクトル・ジバゴ(1965 アメリカ/イタリア) »