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ミッシング(1982 アメリカ)

クーデタで軍事政権となり情勢が不安定なチリで,アメリカ人のチャーリーが行方不明となった.チャーリーの父エドワードはアメリカ各省に調査を求めるが一向に状況が分からないため,チリに渡ってチャーリーの妻ベスと合流する.チャーリーは軍部に連行されたという目撃者がいるのに,アメリカ政府の調査では軍に逮捕の記録がないといい,ベスはすっかりアメリカ政府に不信感を持ってしまった.エドワードとベスは独自に足取りを追うと,チャーリーが失踪の直前にアメリカ軍の人間に接触したことが分かるのだが…という話.

外国で行方不明となった男を捜す父と妻を描いたドラマです.現実に起こった事件の手記を元に映画化されているということです.
エドワードやベスとしてはチャーリーの政治的信条や主義など関係なく,チャーリーの身に起こったことや現在の居場所が知りたいだけなのに,アメリカ政府はただ行方不明とするだけで真相がなかなか分かってこなくて,見ているほうもやきもきしてきます.これがエドワードやベスが感じていることに通じているようで,なかなか感情移入しやすかったです.特にエドワードが政府の人間に自分の気持ちを訴える様子が感動的でした.
またエドワードとベスが世代による考え方の違いで反発していたのが,同じ目的で行動していくうちにだんだんと分かり合えて行く様子もいいです.
チャーリーはたまたま軍部の人間と会話をしただけなのに身辺調査をされて危険人物とみなされたようで,そういう社会情勢は本当に恐いです.それから国民を保護しない政府というのも恐ろしく,思わず怒りが湧いてくる話ですが,これが現在でも起こりうることだとしたら…

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