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パーフェクト・ワールド(1993 アメリカ)

強盗常習犯ブッチと殺人常習犯テリーは協力して脱獄した.逃走中にテリーが民家に押し入ったため,ブッチは少年フィリップを人質に連れて行くことになった.カリフォルニア警察署長レッドは捜査本部用新型トレーラーで追跡を開始した.ブッチとテリーは性格の違いから軋轢がひどくなっていき,テリーがフィリップに手を出そうとしたときブッチはテリーを射殺してしまう.逃走を続けようとしたブッチがフィリップに声をかけると,フィリップは自分からブッチの車に乗り込む.似たもの同士の2人はだんだんと心が通じていたのだった…という話.

脱獄犯と少年が心を通わせていく様子を描いたドラマです.
ブッチは幼いころに犯罪常習犯の父親に引き離されたため,父親がほとんど家に帰らないフィリップを幼いころの自分と同類と感じ,自分が彼の父親代わりになろうとしたんですね.フィリップにとって誘拐されたということは,禁忌の多い宗教信者の母親から解放されたことも意味していて,普段やれないことをさせてくれるブッチを慕うようになるのも良くわかる気がします.こうしてできた“父子関係”が見ていてとても気持ちがいいです.
そして終盤,父親が子供の暴力を振るうのを見て怒ったブッチはその父親に対し暴力を振るう.“父”が暴力を振るうのを見て悲しくなったフィリップは,ブッチの非道を止めようとして自分もまた暴力的な行為に出てしまう.ここからラストにかけてとても感動させられました.
ブッチとフィリップの“父子関係”だけでなく,この映画には父子がたくさん出てきます.レッドもブッチを息子のように感じていたのでしょう.様々な父子関係が対照的に表されていて印象に残り,いろいろ考えさせられました.

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パーフェクトワールド 「パーフェクトワールド」。1993年米。クリント・イースト... [続きを読む]

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